マカ活用の第一歩はマカのことを正しく知ることから。
疑問や誤解を払拭していただくために、よくある質問とその答えを集めてみました。
 
Q:マカとはなんですか?
A:南米ペルーのアンデス山脈の高地で生育するアブラナ科の根菜植物です。その地方では、古来より天然の活力再生、滋養強壮剤として利用されてきました。
 
Q:いろいろな種類があるようですが、種類によって薬効も違うのでしょうか?
A:ペルー原産のマカは11種類あると報告されています。食用となる根の色が種類によって異なります。明るい黄色から濃い紫色まであります。マカの種類による含有成分の違いは認められていません。成分分析は多くの研究者によってなされていますが、1994年ペルー国立サンマルコス大学のマリア・イエスカの研究が著名です。
 
Q:マカ・モラーダと呼ばれる濃い紫色のマカがもっともよいと聞いたのですが?
A:繰り返しになりますが、マカの種類による含有成分の違いは認められていません。よって根拠がありません。メーカーの宣伝文句をそのまま受け取られたのでしょう。
 
Q:よくわかりました。では、良質のマカとは?
A:これは明確です。ボンボン高原産のマカです。ボンボン高原は、マカの原産地でありアンデス山脈の海抜4000メートル以上の高地です。強烈な紫外線と酸性土壌、さらに夏でも気温が昼間20℃、夜は−15℃という温度差の激しさなど、とても厳しい自然環境で知られています。
近年、世界的なマカの需要の高まりで、ボンボン高原以外でもマカが栽培されるようになりましたが、成分分析によるとボンボン高原産出のマカが最も良質であると証明されています。生育環境の違いによるものであると考えられているようです。やはり、果物や野菜などの自然の産物は生育環境が命ですね。
 
Q:なるほど、それでは、具体的な効果について説明して下さい。
A:まずは、ホルモン系の調節作用があげられます。ホルモンのバランスを整え、生殖器官の働きを活性化して、男性の精子の数や運動率、性欲を向上させます。女性では、月経不順・更年期障害、不妊症の改善などです。また、エネルギー再生作用として慢性疲労の解消や脳機能の強化として、記憶向上やボケ防止にも有効です。さらに、マカには免疫力を向上させる働きがあることも認められています。
 
Q:天然のバイアグラというキャッチフレーズで男性の強壮剤としてのイメージが強かったのですが、様々な効能が認められているのですね。
A:その通りです。フジモリ元大統領によって日本に紹介された時の「天然のバイアグラ」というキャッチフレーズの強いインパクトによるものでしょう。しかし、前駐日ペルー大使のビクトル・アリトミ氏は、マカが男性の強壮剤であるという認識は非常に偏ったものであり、むしろ女性への有効性や日常のセルフケアとして、マカが正しく認識されるべきであると訴えています。
 
Q:わかりました。では、マカに含まれるどんな成分が効くのですか?
A:結論から言いますと、どの成分が具体的に効いているのかは分かっていないのが現状です。マカには、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、その他に、アルカロイド、グルコシド、アントシアニン、メトキキシベンゼル、サポニン、ベンジルグリコシノラート、フラボノイド、トリテルペン等の栄養成分や生理活性成分が豊富に含まれています。このように、これまでのマカ含有成分の分析研究から、マカには驚くほど豊富な栄養成分や生理活性成分が含まれていることは検証されています。繰り返しますが、マカの薬効が具体的にどの成分の作用によるものなのかは検証されていません。
 
Q:では、どのように考えればよいのでしょうか?
A:それはこういうことです。マカに含まれるさまざまな成分の相乗効果によって、マカが効いているのだと考えられます。特定の成分が作用しているのではなく、マカに含まれている全ての栄養、生理活性成分の共同作業によってマカが効く、ということです。自然に配合されたさまざまな成分ですから、まさに「自然の恵み」と言えます。自然の不思議、としか説明できませんね。
 
Q:ということは、どのようにマカを摂れば良いのでしょうか?
A:特定の成分のみを抽出するのは無意味です。何も引かずに、何も加えずに摂るべきです。
 
Q:もう少し具体的にお願いします。
A:マカ100%の粉末や顆粒で摂取するべきです。
 
Q:マカのエキスのカプセルや錠剤はどうなんですか?
詳しく説明しましょう。マカの濃縮エキスというのは、粉末からエタノール抽出した成分を乾燥させたものです。この抽出過程で必ずなんらかの成分が失われます。もしも、特定の成分のみを抽出していたとしても根拠がないわけです。よって、マカのエキスをカプセルや錠剤にした製品は、たとえ何倍濃縮と謳っていても、飲み易く携帯するのには便利ですが、効果の点からは、疑問を持たざるを得ないということになります。抽出エキスが有効な素材もあります。例えば、ハーブ製品のようにそのハーブに含まれる特定の成分が効くことが検証されている場合、ハーブ全体を摂取するよりも、その特定成分だけを抽出したエキスを摂取する方が効果的なのは言うまでもありません。
 
Q:また、マカ以外の成分をブレンドした製品はどうなんでしょうか?
A:マカをエキスで摂取することは、あまり意味がないことは既に述べた通りですが、確かにマカエキスに滋養強壮系のミネラルやハーブを配合した製品はよく見かけます。マカをエキスにしたことによる効果の低減を補う目的かどうかは定かではありませんが、ブレンドすることによる効果には根拠はありません。動物実験にしろ、臨床試験にしろ検証されていません。よって根拠のない配合と言わざるを得ません。多分に、気分的な効果を狙っているとしか考えられません。
 
Q:マカ100%の粉末や顆粒が最も効くことが良くわかりました。では、どれくらいの量を摂れば良いのでしょうか?
A:望ましい摂取量については、臨床試験により検証されています。1.5gから6gといわれています。ですから、サプリメントとしては、2g入りの顆粒スティックですと、1日に1包から3包ということになります。日常の健康維持であれば1日1包、症状の改善が目的であれば、2〜3包が目安です。また、飲み始めの3日間は、その倍量飲むのがよいでしょう。最初に多めに摂取してみて、効果が実感すれば減らしていけばよいでしょう。また、長期間継続されるようになると、カラダがマカに対して慣れてきますので、多少様子をみながら分量に関しては、メリハリをつけるのもいいかも知れません。いずれにしても個人差がありますので、ご自分で確かめながらご自身の適量を早く見つけることが大切です。水または、お湯で飲むのがおすすめです。
 
Q:副作用はあるのでしょうか?
A:ペルーでは、それこそインカ帝国以前から、人々の間で滋養強壮、慢性疲労、妊娠促進に有効とされる天然の生薬として重宝されてきました。もちろん、天然だから何でも安全というわけではありませんが、マカに関してはこれまで副作用等の報告はありません。
 
Q:薬と一緒に飲んでも差し支えないのでしょうか?
A:マカは、天然の食品です。問題はありません。ただ、どうしても不安だという場合は、処方されている医師にご相談されるのがよいでしょう。
 
Q:他に何かありますか?
A:天日乾燥マカを選ぶことです。天日による乾燥で、機械乾燥マカに比べてアミノ酸の含有が豊富になることが検証されています。効き目が大きく異なってきます。
 
Q:最後に、「ペルー国マカ生産者連合会の保証マーク」が品質の目安だと聞きましたが?
A:ペルーでは公的機関がマカの品質を保証することは一切なされていません。ペルー大使館も困惑しているようです。現に、「ペルー国マカ生産者連合会理事長最高品質保証マーク」をつけた製品の発売元に対して、昨年11月に、東京都衛生局は誇大広告として違法勧告を出しています。ようするに実体の伴わない組織だということでしょう。これは、メーカーとしてのモラルの問題ですね。
 
■監修:鈴木郁功
鈴鹿医療科学大学大学院教授
薬学博士(栄養生科学)
◎専門は、植物由来の生理活性画分の研究、機能性食品の開発研究。
マカを始めとする南米産ハーブの機能性研究の第一人者。
 
 
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